“Shinobi Design Project” とは?
「Shinobi Design Project(シノビデザインプロジェクト)」は忍者・忍術の発想でデザインとパルクール事業を展開する技能衆です。
戦国・江戸時代にスパイとして活躍した忍者の知恵・技術の結晶「忍術」を、現代のデザインやビジネスに応用、暮らしでも活きる現代の忍術にアップデートし、実践する「忍者的ライフスタイル」のあり方を探究します。
古典的な忍術を学び、現代で実践すると、昔から今まで変わらないことを知れます。過去から現在まで変わらないことは、未来も変わらない可能性があります。過去を知ることで未来を生きる。忍術には生きる知恵が詰まっています。
※「Shinobi Design Project」という名は、忍び(=忍者)をデザインするプロジェクト、日本の伝統的な忍者・忍術の技と知恵を現代でも活かせる新たな形にリデザインしようとする計画を表しています。
忍術は “仕事・生活・災害” の全てを生き抜く知恵
伊賀・甲賀(三重県伊賀市・滋賀県甲賀市)に住む地侍の忍者たち「伊賀衆・甲賀衆」は普段は田畑を耕して農民として〈生活〉し、大名の要請によって任務があれば傭兵として研鑽した忍術を活かして〈仕事〉をこなし、国が外敵の攻撃を受ければ結束してこれを守り〈災害〉を生き抜きました。
彼らには大きな地位も名誉も財産もなく何も特別なものはありませんでした。忍術書『万川集海』には「音も無く、匂いも無く、智名も無く、勇名も無し、その功天地造化の如し」忍者の働きは痕跡が残らず誰にも知られることはないが、その功績は天地創造に等しいほどである。と言います。村に生きる民のしたたかに生きる知恵の結集が「忍術」であり、技術を活かして変動する世界を生き抜いたのが「忍者」です。
“VUCA時代” を生き抜く忍者
今私たちの生きる時代は「VUCA時代」と呼ばれ、変動性(Volatility)・不確実性(Uncertainty)・複雑性(Complexity)・曖昧性(Ambiguity)の高い、未来の予測が難しい時代になっています。
忍者の活躍した乱世の戦国時代はまさにVUCA時代、しかし忍者は「忍術」という技と知恵を活かして複雑な世界の状況を読み解き、臨機応変に生き抜きました。
“忍者・忍術” を活用するとは?
Shinobi Design Projectでは忍者・忍術の発想で各種事業をこなしています。
【①デザイン】デザインは見た目を美しく整えるのではなく、コンセプトや意図を正確にユーザーに届けるという思考や、問題解決の発想が本質です。情報を収集・整理・分析・利用することで、情報に基づいた本質的なデザインを提供いたします。情報技術には、SDP情報利用システム(忍術を利用した情報分析利用手法)を利用しています。
【②パルクール】パルクールとはフランス発祥の移動動作を用いたトレーニング・スポーツです。パルクールを通して自らの持つ身体能力を伸ばし、柔軟な思考(創造性)と対応力を養うワークショップを開催し運動技術を提供します。運動技術には日本古来の伝統的な忍者の動きを交えた、筋力に頼らない効率的な動きが含まれます。
【③忍術】戦国・江戸期に諜報員(スパイ)として活躍した忍者は情報戦の専門家です。忍者の情報収集・分析・利用法である「忍術」を元にした情報技術・情報教育(Intelligence)を提供いたします。現代は情報化社会であり、学校教育でも情報というカリキュラムが追加されるほどですが、情報の本質的な理解と重要性を多くの人が学べていません。
忍術を通して、古典的技法が現代でも役に立つことを理解すると、過去と現在を繋ぐ本質に気づくことができます。それは、人間が社会を形成して生きていく中で変わらない物であり、未来にも残る可能性があるものです。VUCA時代の中、膨大な情報の中から個人が生きる道を探り、生きる術が「忍者・忍術」には詰まっています。
2024.04.01 Shinobi Design Project CEO 斉藤きよし
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